5* 稽留流産_確定

発熱から4日後、おなかの張りを感じる。

出血も止まり、いよいよ成長してくれてるのかな?と淡い期待。

体調も良かったので日曜日には映画館デートをした。

この時観たのが“未来のミライ”だった。

今の自分には心に響いて、早く子育てしたいなと夫婦で話して幸せな時間だった。

 

翌日、夫が休みなので2人で病院へ…

今日の結果で順調だったら母子手帳取得のステップアップの予定だった。

案内され、二人でモニターを確認するも様子がおかしい。

胎嚢の形がへの字になってる。

「赤ちゃん心臓止まっちゃってるね。胎嚢も縮小してるから今回は残念だったね」

再びさらっと申告される。

でも、今回は夫も一緒にいてくれたし冷静に対応できた。

「今後、自然に出てくるのを待つのか、手術にするか2人で決めてもらいたいから、説明するね。」

説明が書いてある紙を渡され、どうするか決まったら電話でも大丈夫だから連絡ください。と言われる。

私の中では、手術がいいなと決まっていた。

 

 

とりあえず、家に帰ってから静かに泣いた。

なんとなく、そんな気がしていた。

最初から成長が遅いなと不安だったし、本やネットでみる〇週目の大きさと比べてすごくすごく小さかった。

夫にそう伝えると、夫もそんな気がしていた。と言ってくれた。

夫がしくしく泣いてる私の頭をぽんぽんして、私はお腹をさすってしばらくめそめそしていた。

 

自然に出てくるのを待つか手術かの話し合い。

2人とも最初から手術希望だったのですぐに話し合いは終了。

その後、私の実家へ二人で行き、手術をすることを私の実家家族へ報告。

悲しい結果になってしまったけど、元気にふるまって親を安心させることはできた。

 

そんなふうにふるまえる自分は鋼のメンタルを持っているんだな、と思った。