4* 高熱と心拍確認
流産したかもしれないといわれてから3日後の日曜日。
地元のお祭りがあり夫と神社へお参りに行こうということになった。
「その前にせっかくの休みだし外で遅めの朝食しよう」
と夫にいわれ、家の前のファストフードでブランチを食べた。
気持ち的には元気だったけど食欲がなくて、ポテトを夫にあげた。
まぁ妊婦にあぶらっこいのは駄目だしちょうどよかったと思った。
その後、人ごみと猛暑の中神社へと向かうものの、体調が急激に悪化して徒歩10分の所にある神社へたどり着けなかった。
今日はゆっくり休もうということになって、家でレンタル映画観て過ごした。
夕方になっても体調は悪く38度5分くらいの高熱が出てしまった。
さすがにどうしようと思って、実母に電話で相談したら
「まずはかかりつけの産婦人科へ相談してみなさい」
といわれ、日曜の休診日に電話がつながるのかな?半信半疑のまま電話を掛けた。
すぐにつながるも
「先生不在の為夜7時ごろにまたご連絡します」
と言われ2時間待機。
連絡が来ると今から来てくださいと言われたので夫に車を出してもらい一緒に病院へ向かった。
流産の可能性があるといわれているもののまだ確定したわけではないので薬は飲めないし、点滴くらいしかできませんと言われていたけどなんでもいいから助けてーって感じだった。
到着すると先生も駆けつけてきてくれていてびっくりした。
せっかく来てくれたからとりあえず内診してみましょうという流れになり夫を診察室に残したまま内診室へ…
「あれ?心拍してるね。ご主人に入ってきてもらう?」
と言われる。
夫と一緒にモニターをみると本当に小さい何かがぴくぴくと一定のリズムで動いていた。
よかった…本当によかった。しかも夫と初確認できたのも嬉しかった。
ありがとう、おなかの赤ちゃん本当にありがとう!
具合が悪いのも忘れてテンションが上がる自分。夫は大丈夫だと信じていたとどや顔してた。
「せっかく赤ちゃん動いてたから、点滴もやめておこうか」
と言われそのまま帰宅。
熱は39度まで上がっていた。
水分とアイスノンで自力で治そうと早く寝た。
腰が痛くてたまらなくうなされていると夫が
「シムスの態勢が良いみたいだよ」
と調べてくれて、シムスの姿勢のまま寝た。
翌朝すっかり熱は下がっていて体調が悪いのもなくなっていた。